◆体操 全日本個人総合選手権(14日、群馬・高崎アリーナ)

 パリ五輪代表2次選考会を兼ねて男子決勝が行われ、昨年の世界選手権を制して既に2大会連続の代表に内定している橋本大輝(セントラルスポーツ)が176・164で4連覇を達成した。この大会の4連覇は2008〜17年に10大会連続で制した内村航平以来となる。

 2位は2019年世界ジュニア選手権覇者で負傷を乗り越えた岡慎之助(徳洲会)で172・264、3位は昨年2位で安定感が武器の萱和磨(セントラルスポーツ)が171・596をマークした。

 4位は杉野正尭(徳洲会)で170・498。予選で4位につけていた2022年の世界選手権床運動の銅メダルに輝いた土井陵輔(セントラルスポーツ)=福岡市出身=は169・797で5位だった。

 代表選考は男女ともに5人。男子は昨秋の世界選手権で個人総合2連覇の橋本大輝(セントラルスポーツ)が既に決定している。今回の全日本選手権の得点を持ち点にして争う5月のNHK杯で上位2人を選出。残りの2人はチーム貢献度を鑑みて選ぶ。女子はNHK杯の上位の4人とチーム貢献度で1人が代表入りする。